日進市NPOインターンシップ活動報告書 (要約) 《インターン概要》 氏名:アレクサンダー・ジョンソン 大学名:名古屋外国語大学 本籍地:アメリカ合衆国 場所:日進市にぎわい交流館 期間:平成19年7月18日〜平成19年7月31日 留学期間中に日本でインターンシップに参加できる機会をもてたことがとても嬉しかった。インターン受け入れ先を探している間、自分が本当は何をしたいのかということをじっくり考えるよい機会になった。将来米国大使になるという夢があり、自分の祖国を代表して国際関係の舞台に立つため、将来きっと役立つ経験とはどのようなものがあるかを考えた。アメリカやオーストラリアの政府機関でインターンとして働く選択肢もあるだろうが、この際せっかく日本へ留学に来たのだからその利点を活かすべきだと考え、この日進市NPOインターンシップ制度に申し込んだ。 実際にインターンシップをする場所へ面接に出かけたとき、この場所が自分にぴったりだと思った。館内を案内してもらい、いろいろ見学しているうちに、やっと自分は日本にいるのだと実感することができた。日本に来て3ヶ月になるが、高校のときからずっと日本にあこがれていたので、それが叶ったのだということがこのときはじめて実感することができた。 今回のインターンシップの中でとりわけ興味を抱いた側面はコミュニケーションだ。正直自分の日本語レベルというのは初心者以下だった。理解力で言えば5歳児以下だと思う。 それでも私は4人の上司のうち2人が英語を話せないという環境でがんばった。実際、自分が日本に興味を持ちアメリカ人で日本人からすればいわゆる外国人、そして英語をしゃべるということで彼らから珍しがられた。 彼らと仲良くなるうちに、ひとつのことに気づいた。自分の行い次第で彼らの外国人へ持つ印象を変えられるということだ。留学経験のある日本人学生が持ったアメリカ人に対する非常に悪い印象も自分の人柄を示すことで拭い去ることができた。これは一般的なアメリカ人の印象だけでなく黒人のアメリカ人の印象にも関わってくることで、そのとき私は自国を代表しているだけでなく、人種も代表しているのだと気づいた。 私が人々に知ってほしいことは、黒人のアメリカ人を危険で野蛮で教養もないという位置づけは間違っているということだ。 インターンシップを始めたことで、私は自分が掲げていた将来の到達点の一部を実現することができた。自分がここで学んだこと、人々との出会い、そして日本で作った思い出は決して忘れないだろう。
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